02慈航山 海蔵寺

ふだらくを うつせばここも むくせかい とけしみのりの はなぞかおれる。


弁慶観音、熊野別当ゆかりの寺 臨済宗、妙心寺派。
田辺市南新町20
0739-22-0702


臨済宗妙心寺派、慈航山 海蔵寺 開山、大秀宗智襌師開基。 天叔禅師開創、慶長十年(1605年)

ご本尊は、弁慶観世音。 (県指定文化財) 鎌倉期の作とされています。
像は全体に煤黒く宝冠を戴き、高さ1m、肩幅55cm、で体内名は見出せません。
この観音さまは、熊野別当湛増が、源氏に加勢した時に熊野水軍の軍船に安置され、戦いを勝利に導いたと伝えられています。
正式には、菩薩形坐像と呼ばれております。

田辺市内の町の中心街にあり、闘鶏神社から歩いて10分の住宅街にあります。
本堂は2階にあり、境内には落ち着いた雰囲気の寺です。

熊野曼陀羅2番、慈航山、海蔵寺

臨済宗妙心派の寺です、中国唐の時代に、開宗された禅宗の一派です。
開祖は臨済義玄ですが、日本で始めて臨済禅を伝えたのは、
明庵栄西(みょうあんえいさい)(1141~1215)です、

白隠禅師 座禅 和讃。
衆生本来仏なり 水と氷の如くにて 水を離れて氷なく 衆生の外に仏なし
衆生近きを知らずして 遠く求むる儚さよ たとえば水の中にいて
渇を叫ぶが如くなり、長者の家の子となりて 貧裡に迷うにことならず
六趣輪廻の因縁は おのれが愚痴の闇路なり 闇路に闇路を踏みそえて
いつか生死を離るべき それ摩訶えんの禅定は 称嘆するに余りあり
布施や持戒の諸波羅密 念仏懺悔修行とう その品多き諸善行 皆この中に
帰するなり 一座の功を成す人も 積し無量の罪ほろぶ 悪趣何処にありぬべき
浄土すなわち遠からず かたじけなくもこの法を 一度耳にふるる時
賛嘆随喜する人は 福を得る事限りなし いわんや自ら回向して 直に自性
をしょうずれば 自性すなわち無性にて すでにけろんを離れたり
因果一妙の門開け 無二無三の道なおし 無相の相を相として 行くも帰るも
よそならず 無念の念を念として 謡も舞も法の声 三味無碍の空広く
四智円明の月冴えん このとき何を求むべき 寂滅現前するゆえに
当所すなわち蓮華国 この身すなわち仏なり。

慈航山 海蔵寺(紀伊に国名所図会より熊野編)
境内、東西24間、南北72間、本堂、開山堂、位牌堂、観音堂、千体堂、
3000体仏を安置する、地蔵堂、禅堂、鐘楼、書院、僧坊門、鎮守社、あった。