臨済宗


信者数、約105万人
寺院数。約5700寺院
中国唐の時代に開祖された禅宗の一派、開祖は臨済義玄ですが、日本にはじめて臨済禅を伝え、日本臨済宗の開祖となったのは、明庵栄西(みょうあんえいざい)、(一一四一~一二一五)です。栄西は、十四歳で叡山に上がり、天台宗を学びのち、1168年と1187年二度中国に渡り、天台山で修行しました。帰国後、九州を中心に禅の布教を行い、日本最初の禅寺、聖福寺を創建し、鎌倉寿福寺を建立したのち、源頼家が京都に建立した建仁寺の開山として迎えられました。建仁寺では、臨済禅だけでなく、天台宗。真言宗をも学べる綜合仏教道場をめざしました。
釈迦牟尼仏を本尊と仰ぎ、人間が生まれつき具えている仏性を、座禅修行によって見出し、現実世界の中にあって、自己の宗教的人格を完成してゆく事を説いています。
栄西は臨済禅を弘めるため、当時の鎌倉幕府にも接触、その保護のもと禅宗の定着を図りました、このころ五山制度が制定され、京都、鎌倉の五山の禅僧たちの間に行われた漢詩文を中心とした五山文学など文化史的にも一時代を築きました。なお五山とは、臨済宗で、最高の世界を示す代表的な寺院のことで、もともとインドの、五精舎にならって中国の南宋で設けられた制度を日本に移入したものです。
京都、鎌倉にそれぞれあり、京都五山は、南禅寺を五山の上とし、天竜寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺の五山です。
鎌倉五山は、建長寺、円覚寺・寿福寺、浄聖寺、浄明寺です。
臨済宗のお寺は、別に、妙心寺、方広寺、永源寺、仏通寺
大徳寺、興聖寺などです。
栄西=    建仁寺派
開山慧玄(かいざんえげん)、 妙心寺派
蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)、 建長寺派
無学祖玄(むがくそげん)、 円覚寺派
無関普門(むかんふもん)、 南禅寺派
寂室元光(じゃくしつげんこう)、永源寺派
愚中周及(ぐちゅうしゅうきゅう)、仏通寺派
円爾弁円(えんにべんえん)、 東福寺派
夢想疎石(むそうそせき)、 天竜寺派
相国寺派
抜隊得勝(ばっすいとくしょう)、 向嶽寺派
宗峰妙超(しょうほうみょうちょう)、大徳寺派
慈雲妙意(じうんみょうい)、 国泰寺派
円耳虚応(えんにきおう)、 興聖寺派