○納 経

○納 経


お勤めの後、納経所にて御宝印を頂きます。

御宝印について

御宝印中央には、三十三の観音様のお姿を現します。

各札所の観音様を顕す梵字(古代インド文字)を表し

ています。単に名前のイニシャルでなはく、その仏様

の全てを顕し「種子」と呼ばれます。文字は、中央に観

音様をお祀りしたお堂の名前、右上は「奉拝」、左下は

寺号、お堂の名前は「大悲殿」というのが多いようです。

朱印帳重判 縁あって何度も同じ御寺に参詣することがあ

ります。それだけ深いつながりができているのです。

既に納経帳に宝印を頂いている方も、書ねて頂戴しま

す。何度でも参詣のたびに御受け下さい。

朱印軸 御軸は、表具がされていない仮巻軸の状患です。

満願になれば表具をします。満願の御礼参りと共に、

近くの御札所に箱書きを依頼し、掛軸の開眼供養をし

ます。開眼後、御軸は仏事、慶事に係わらず平時にも

お祀り頂き観音様との御縁を深められ、御利益を、お

受け下さい。

笈摺 西国三十三所巡拝にて御宝印を御受けに成られ

きょうかたびら
たおいずる(経帷子) は、御親族逝去の際には、必ず

身に付けてあげて下さい。徳道上人の項でも御説明申

し上げましたが、閻魔大王の誓願により、観音巡礼者

めいふ
が冥府へ赴いたとき、三十三ヶ寺の宝印が揃っていれ

ば、無条件に極楽へ尊かれるのです。このおいずるは

西国巡拝の証拠となります。つまり、御棺に入れる納

経帳はパスポートであり、おいずるは極楽街道でのユ

ニフォームなのです。

以上

0016

平成十七年九月一日
発行所 西国三十三所札所会
先道委員会